技報第14号
26/88

伊万里港コンテナヤードPPC版舗装工事の施工報告 大阪支店 土木工事部(九州支店駐在) 久野航 大阪支店 土木工事部(九州支店駐在) 江口正彦 大阪支店 土木工事部(九州支店駐在) 眞子剛 九州支店 土木営業部 竹下慎也 1.はじめに 伊万里港コンテナターミナルは佐賀県唯一のコンテナターミナルであり物流拠点として重要な役割を果たしている.近年物流量の増加によりコンテナターミナル用地の拡大が行われてきたが,コンテナ脚部下のアスファルト舗装の沈下(写真-1)が問題となったことや,今後の取扱コンテナ量の増加を見越して,従来のストラドルキャリアによるコンテナ積上方式からトランスファークレーンによるコンテナ積上方式への変更が計画された. トランスファークレーン走行路の改良においては,コンテナターミナルを運営しながら部分的に工事を行うことが条件であったため,現地施工工期を最小限に抑えることが命題であった.そのためプレキャスト版による施工を標準とし,版厚を薄くでき,ひび割れや塩害に対して耐久性の高い「高耐久性プレキャストプレストレストコンクリート版舗装打換え工法」(以下,PPC版舗装)が採用された. 写真-1 アスファルト舗装面の沈下 2.工事概要 本工事の施工概要を以下に示す. PPC版枚数 :190枚(工場製品 1,514t) 施工面積 :2,423m2 裏込めグラウト量:24.5m3 なお,テナー版割付平面図を図-1に示す.PPC版の基本寸法は下記のとおりである. 【縦行路(赤色ハッチングで表記)】 幅:1,250mm,長さ:9,990mm, 厚さ:250mm 【横行路(青色ハッチングで表記)】 幅:1,250mm,長さ:11,095mm,厚さ:250mm テナー版割付図129,180234,000縦行路版24枚/列×6列横行路版10枚/列×4列DレーンEレーンFレーン 図-1 テナー版割付平面図 3.施工方法 本工事における施工順序を以下に示す. PPC版据付1日目・高さの低いほうより裏込めグラウトを順次注入する. ただし、雨水等がある場合は事前に水抜きを行う.ビニールフィルム敷設・段差調整金具に角ネジボルトをエアーインパクト にてねじ込み、高さ調整を行う.・ダウエルバーを圧縮空気にて所定の位置へ 移動させる.裏込めグラウト注入ジョイントグラウト注入2日目3日目・PPC版を据付ける路盤上にビニールフィルムを 敷設する.・据付前に裏込め流出防止パッキン・目地板の 貼付けを行う.・サヤ管とダウエルバーとの隙間にグラウト材を 充填する.・目地部上部に注入目地材を施工する.・PPC版表面の穴埋めを樹脂モルタルにて行う.・縦行路と横航路の交差部に鋼製の回転板を 設置する.表面仕上げ工回転板設置高さ調整注入目地工ダウエルバー移動図-2 施工フロー 18

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です