技報第14号
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プレテンションPC単純床版橋における電気防食工事 -大瀬橋- 東京土木支店 土木工事部(東北支店駐在) 山田直人 技術本部 技術部 鴨谷知繁 1.はじめに 大瀬橋は昭和40年3月に建設された,プレテンションPC単純床版橋である.老朽化や凍結防止剤などによる塩害劣化の対策として電気防食を施すこととなった.本工事では,コンクリート表面に幅6mm程度,深さ15mm程度の溝を切削し,ここにチタンを母材とした線状陽極であるチタングリッド陽極(以下,陽極)を縦置きに埋設し,鉄筋およびPC鋼材と陽極とを直流電源装置を介して接続することで回路を構成し,鉄筋とPC鋼材へ防食電流を供給することで腐食の進行を抑制するPI-Slit工法が適用された. 事前調査において,主桁スターラップの多くで設計かぶりが不足していることが確認されたため,陽極の配置方法の変更を行って施工を行った. 本稿ではその内容について報告する. 2.工事概要 大瀬橋補修工事は,7径間中3径間を平成26年度に,4径間を平成27年度と,2期に分けて施工を行った.写真-1に大瀬橋の全景を,図-1に防食範囲図(主桁断面図)を示し,以下に工事概要を示す. 工 事 名: 1回目 土木第2603号大瀬橋補修工事 2回目 土木第2703号大瀬橋・大瀬橋側道橋補修工事 発 注 者:むつ市役所 工事場所:青森県むつ市小川町一丁目地 工 期: 1回目 平成26年10月29日~平成27年5月29日 2回目 平成27年 9月30日~平成28年3月25日 構造形式: 7径間プレテンション方式 PC単純床版橋(径間19主桁) 橋長,幅員:橋長73.0m 幅員6.8m 施工概要: 1回目 電気防食工 178m2 断面修復工0.6m2 2回目 電気防食工 238m2 断面修復工2.1m2 a) 側面 b) 下面 写真-1 大瀬橋の全景 図-1 防食範囲図(主桁断面図) チタングリッド陽極(G10Type-D)PC鋼材320160160スターラップ(φ6)152510防食範囲30

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