技報第14号
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PCaPC工法による被災した荷捌き場の建替え工事 -大洗町魚市場荷捌き施設改築工事- 東京建築支店 PC建築部 新原浩二 東京建築支店 PC建築部 杉浦亮介 ピー・エス・コンクリート(株) 茨城工場 中澤和崇 1. はじめに 本施設は2011年の東日本大震災で大きな被害を受け,床面の隆起や起伏は応急復旧で機能を確保出来たが,柱に亀裂があるにも関わらず,耐用年数の関係から暫定法での災害復旧の支援措置が受けられず,浸食等により建物の危険性が危惧され緊急の再整備が必要な状況となった.従事者と観光客の安全確保とともに就労環境を改善するため,町が事業主体となって復興交付金を活用し荷捌き施設の再整備を行うこととなった.また,旧施設(100m×20m)から70m×20mと若干規模を縮小する計画となったが,軒先を大きくはね出し,さらに魚市場事務所を外部に設置することで実施の使い勝手は変わらないよう計画された.また,工事期間中は既存施設を30m程度残し,そこで荷捌きを行いながら,新施設を施工し新施設完成後に残した部分を取り壊す計画となった. 2.工事概要 2.1 建築工事概要 工事名称:大洗町魚市場荷捌き施設改築工事 工事場所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8253-69の一部 発注者名:大洗町 設計管理:株式会社戸頃建築設計事務所 建築施工:株木・田口工特定建設工事共同企業体 PC施工:株式会社ピーエス三菱 構 造:PCaPC造(一部RC造) 階 数:平屋建て 建築面積:1,824㎡ 最高高さ:7.894m 全体工事:2015年 3月 7日~2016年 3月15日 PC工事:2015年 7月28日~2015年12月26日 2.2 PC工事概要 本建物はスパン方向18m,桁行方向14m×5(スパン)の70mの大空間をPCaPC造とし,柱・梁とPC合成床板にて構成されている.3分割されたPC合成床板(屋根)を工場で製作し,現場では支保工上に架設しプレストレスを導入し一体化している.部材の重量は柱20t,桁梁27.4t,PC床板は中央部が6.7t,両端部が4.9tの重さがある.桁梁およびPC合成床板の圧着する部分に支保工が必要となり,当社が請負い施工した.また,桁梁とPC合成床板の部材架設からプレストレス導入までの施工手順はPC合成床板架設前に桁梁へのプレストレスを導入し,2次緊張の導入力は50%とし,PC合成床板を架設,3次緊張にて最終緊張力を導入した.(図-1, 図-2, 図-2a) ▼▼▼▼▼▼▼YA2YA1XA1XA2XA3XA4XA5XA678,0003,7502504,00014,00014,00014,0003,7504,00025014,00014,0004,0003,7502509,00018,00026,0009,0002503,7504,000写真-1 旧荷捌き施設 写真-2 新建物完成写真 図-1 屋根伏せ図 46

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