ピーエス三菱の橋守プロジェクト

ご挨拶

『自社の作った橋の現状を見てみよう。』そんなことから始めたピーエス三菱の橋守プロジェクトは、2011年11月にスタートしました。笹子トンネル天井版崩落事故の前年に当たります。その当時からすでに社会インフラの老朽化に対する警鐘は鳴らされており、維持管理の重要性が叫ばれていました。そのような中で、一民間企業として何ができるか、という疑問に対するひとつの答えが、冒頭の『自社の作った橋の現状を見てみよう。』だったのです。その後、2014年には、国土交通省の指導による5年ごとの橋梁点検義務化が実施されました。まさに、本格的な“維持管理の時代”が幕を開けたと言ってよいでしょう。

橋守プロジェクトがスタートしてからの5年半において、当社では約400橋の自主点検を実施し、データベース化しました。また、それ以外にも、これまで全国の各場所で様々な点検が実施されています。これらの多くは、往々にして紙ベースのデータのままですが、過去の状況を知る貴重な情報です。そこで、これらの古い点検記録についても検索できるように、橋守プロジェクトのデータベース内に電子情報として保存する作業を進めています。これにより、個別橋梁の経年による劣化の進行を知ることができます。さらに、施工会社である利点を生かして、これらの橋梁の竣工図などの情報もデータベースに取り入れる試みにも着手しています。道路管理者によっては、古い橋梁の図面などが保管されていないことも多いと聞いています。劣化の原因推定や、補修・補強計画においては、実際の構造物の施工図面は有益な資料となるはずです。今後は、これらのデータをさらに充実させて、資料提供など道路管理者からの要望に応えていきたいと思っています。

既存橋梁の点検は地道な取組みであり、根気のいる仕事です。しかし、われわれ施工者にとっても、どのような部位にどのような損傷や劣化が生じるかを知ることは貴重な情報です。今後も、この取組みを継続し、社会にとっても当社にとっても有益なデータベースとなるよう努めていく予定です。

2017年4月

   PSM橋守プロジェクトリーダー取締役常務執行役員技術本部長森拓也


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