ピーエス三菱の橋守プロジェクト

メンテナンス技術

≪連載≫知っておきたいメンテ技術 メンテナンスレポート 工法の種類

メンテナンスレポート

第1回 電気防食工法「PI-Slit工法(type-D)」

橋守プロジェクトで点検・診断を行ったポストテンション方式単純T桁橋に対し、当社独自の電気防食技術である 「PI-Slit工法(type-S、type-D併用方式)」が採用されました。

当社で実施したメンテナンス工事をレポートします。


No.1 橋守プロジェクトによる点検・診断

橋守プロジェクトによる点検の結果、桁側面や下面に橋軸方向のひび割れが多数確認されました。 架橋地域やひび割れ性状から、ASRや塩害が疑われ、管理者への報告を行いました。

主桁側面のひび割れ

主桁下面のひび割れ


No.2 詳細調査の実施

ひび割れの状況、内部鋼材の腐食状況等を詳細に調査しました。
その結果、「PI-Slit工法」が適していると判断されました。

コンクリート表面をケレンし、ひび割れ
状況を確認します

部分的にかぶりコンクリートをはつり、
内部鋼材の腐食状況を確認します


No.3 線状陽極を設置するための切削位置決め

内部鋼材を最も効率的に防食できるよう、線状陽極の設置間隔を決定します。
設置予定位置をマーキングし、かぶりを確認します。

線状陽極の設置予定位置にマーキングを行います

溝を切削する際に内部鋼材を傷つけないよう、かぶりを確認します


No.4 内部鋼材のさび落としおよび断面修復

ひび割れ注入を行います。
内部鋼材のさびを落とした後、断面修復を行います。

加圧しながらひび割れにセメント系補修材を注入していきます

はつり面に接着剤を塗布した後、モルタルで修復します


No.5 溝の切削

線状陽極を設置するための溝を切削します。
内部鋼材を傷つけないよう、慎重かつ丁寧に作業を行います。

通常のカッター

集塵機能付きカッター


No.6 線状陽極の設置、被覆

切削した溝に線状陽極を設置します。
PI-Slit(type-D)」は、切削溝1本につき2枚の陽極を設置できるため、効率の良い電気防食を行うことができます。

線状陽極として「チタングリッド陽極」を設置します

溝に流動性の高いモルタルを充てんします


No.7 通電調整

鋼材に電気が流れるよう、配線を行います。
外部電源装置により、電流量を制御します。

配線配管を行います

電流量は遠隔地からモニタリングし、常に最適な状態が保たれていることを確認します


No.8 完成!

以上で「PI-Slit工法」によるメンテナンス工事は完成です。


 

工事担当技術者からの一言

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橋守プロジェクトについてのご相談・お問い合わせ 技術本部(担当窓口:藤田) 03-6385-8050

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