ピーエス三菱の橋守プロジェクト

橋守プロジェクトとは?

『橋守プロジェクト 第24回PCシンポジウム(富山)発表』

 昨年に引続き、「第24回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム」にて、橋守プロジェクトの取組みや、点検結果およびその考察について発表しました。

 

 今回の発表者は、私、雨宮です。発表したセッションのテーマは、「劣化診断」です。活発な議論が行われ、盛況のうちに終わりました。

 

 そのような中、私は最後の発表者でした。対外発表は、いつまでたってもなかなか慣れません。今回も、自分の順番がくるまで緊張の波が押したり引いたり・・・。いざ発表の時は、緊張のピークで声が震え、そうなるとますます緊張が増していきましたが、結びの言葉の決意表明『今後もPC専業者として培ってきた経験的知見を活かし、本取組みを続け、メンテナンス技術や新設橋梁の設計・施工に反映させていきたい。』だけは、はっきりと言うことができました。

 

 発表に対し、多くの質問とコメントを頂きました。しかし、ご質問頂いたことに対し、きちんと回答していたか、甚だ怪しいです。この活動報告で、改めて回答させて頂きます。

 

第24回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム
開催日 :平成27年10月22日(木)・23日(金)
場所  :富山県民会館
題目  :PC橋梁に対する点検および診断結果に関する一考察(セッション8:劣化診断)  
発表内容はこちらをご覧下さい
発表者 :雨宮美子

 
  PCシンポ会場 富山県民会館

 

質疑応答は、次のとおりです。

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Q1:ポストテンションT桁橋で、本報告以外にどのような損傷が見られますか。

 

A1:ご報告させて頂いた主桁シースに沿ったひび割れや床版横締め定着体の露出のほか、T桁橋特有の損傷として、間詰め床版と主桁フランジとの打ち継ぎ部からの遊離石灰の析出が比較的多く見られます。その他、ポストテンションT桁橋に限らず、すべての橋梁において伸縮からの漏水が見られます。

 

☆このように答えたのですが、支点横桁(桁間)上縁からの水染みやエフロの析出(右写真)があることも、お伝えすればよかったと後で思いました。

 
  支点横桁(桁間)上縁からの水染み

Q2:点検はどのくらいの頻度でしていますか。

 

A2:年に3地域、1地域20橋程度点検しています。その中で、損傷が見られた橋梁については5年に1回点検することを目安としています。

 

☆これについても、橋梁から橋梁への移動に時間がかかるので1地域の点検におよそ3日ほどかかることも、お伝えすればよかったと思います。

 

Q3:この点検結果を道路管理者やコンサルタントに情報提供したことはありますか。

 

A3:情報提供したことはございます。その結果、実際に補修に至った橋梁も数例ございます。

 

Q4:自治体などでは、点検もほとんどできていないところもあります。民間企業がサービスとして点検することは、技術の安売りになりませんか。

 

A4:そのようなご意見をいただいたこともあります。ただ、私達の取組は、「健康診断」という位置づけで、ごく初期的で簡易的な目視点検です。変状が見られた橋梁に関しては、詳細な点検をして頂くよう、管理者には、お伝えしております。

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以上です。

 

 セッション終了後は、魂が抜けたようになりました。どの程度かと申しますと、「お手洗いに行こう」、そう思った後は、ぼーっと人の波に流され、流れ着いた先は男性用のお手洗い。私の後ろにいた上司に慌てて止められたので、事なきを得ましたが、びっくりさせてしまった方が数名いらっしゃいました。本当にすみませんでした。

 

 ここまでくると、なんだかとても痛ましい感じがしますが、うれしいこともありました。発表終了後、たまたま隣の席にいらっしゃった田邊忠顕先生(名古屋大学名誉教授)から『良い発表でしたよ。』と声をかけて頂きました。田邊先生の笑顔を、私、決して忘れません。

 

 発表を聞いてくださった皆様、ご質問・コメントを下さった皆様、どうもありがとうございました。今後も橋守プロジェクトの活動は続けて参ります。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

(記:雨宮)

 

 
雨宮発表の様子   帰り道、ほっと和んだ松川のほとり


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