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スペシャルコンテンツ プロジェクト紹介 土木

スペシャルコンテンツ プロジェクト紹介 土木

現場に近いヤードでセグメントを製作し架設する鈴鹿高架橋。
東京土木支店の前野ひかるさんが現場を訪ね、精鋭たちの仕事ぶりや意気込みを聞きました。

工事目的・特徴

工事概要

新名神高速道路は、現在の名神高速道路の交通渋滞を緩和するとともに、災害などの時に国民生活に与える影響を軽減することを目的に建設が進められています。
現場のすぐ近くに製作ヤードを設けて箱桁橋のセグメントを製作し、多軸台車という特殊な車両で現場まで運び、大型の架設機を使って架設しています。

主な特長

  1. 製作・架設・品質・安全の4人の監理技術者がおり、高品質の橋梁を安全に建設している
  2. 全天候型のテント等によって、よりよい「もの作り」を進めている
  3. さまざまな技術技能をもつ協力会社も一体となって活動している
完成予想図 完成予想図
園田 強介所長(1990年入社)

園田 強介所長(1990年入社)

新名神高速道路は、現在の名神高速道路の交通渋滞を緩和するとともに、災害などの時に国民生活に与える影響を軽減することを目的に建設が進められています。
現場のすぐ近くに製作ヤードを設けて箱桁橋のセグメントを製作し、多軸台車という特殊な車両で現場まで運び、大型の架設機を使って架設しています。

作業工程(製作・架設)

作業工程 作業工程

製作

4つの製作ラインで1ラインあたり約10名で、1日1個前後を図面に基づいて製作しています。

品質監理技術者 松下 朗さん(1993年入社)

品質監理技術者 松下 朗さん(1993年入社)

作業を行う丸良建設、共栄組は過去に一緒に仕事をした経験のある会社ですが、お互いに慣れや思い込みに陥らないよう周知会やKY活動を徹底しています。また鉄筋を組む時間、コンクリート打設時間、セグメントを仮置場に移動する時間等を細かく決め、前日の打ち合わせで変更点などを確認し、効率的に作業を進めています。

小林 翼さん(2012年入社)

小林 翼さん(2012年入社)

1つのセグメント製作でミスがあると隣のセグメントとうまく接合できず、1径間全体がダメになるという緊張感を持って取り組んでいます。たとえば型枠をはずす時に付属品を固定するボルトを忘れるとセグメントが壊れてしまうので、二重三重のチェックを行っています。
クレーンありきの作業環境なので、ヤード内・仮置場のクレーンを確認することも大切です。

須永 慶隆さん(2016年入社)

須永 慶隆さん(2016年入社)

仮置場と緊張管理が担当で、コンクリート打設前の鉄筋検査や型枠セットもチェックしています。
初めての現場なのでわからないことだらけですが、疑問点を先輩や作業員の方々に聞いて知識を吸収し、いずれ自分が人に教えられるようスキルアップしていきたいです。

製作

大型架設機によるスパンバイスパン架設工法という難易度の高い架設方法を、経験のある当社だから安全に施工できると確信しています。

架設監理技術者 田口 直久さん(1995年入社)

架設監理技術者 田口 直久さん(1995年入社)

セグメントは、断面に接着剤を塗り、高さ調整を行って接合させる時に事故がないよう、1径間目で実技手順説明会を実施し、周知しました。作業を進めながら一人一人が次にするべきことを考え、改善策を話し合いながら全体のレベルを高めています。現場での技術や知識は手順書だけでは伝えきれないので、より多くの社員に経験してもらい、技術の伝承を図る必要があると思います。

菅原 将之さん(1996年入社)

菅原 将之さん(1996年入社)

大型架設機はセグメントを吊り下げていない時はとても不安定なので、移動時には特に細心の注意を払っています。また、作業の準備や段取りについて作業員から提案・要望されたことは、できるだけ実現できるよう努め、作業環境も整えています。周囲には茶畑も多く、地域住民の方々にも注目されているので、防塵や騒音などの環境にも十分配慮しています。

品質

製作と架設現場、両方のコンクリート管理をし、品質を保ちます。

品質管理室長 熊谷 善明さん(2000年入社)

品質管理室長 熊谷 善明さん(2000年入社)

製作ヤードでは設計通りにセグメントができているか、コンクリートの状態は良好かを確認しています。生コンがベストな状態で打設できるよう、プラントから届くタイミングを調整することも欠かせません。また、架設現場でも規定の数値に入っているか、不具合はないかを確認しています。品質管理室長として、コンクリートの特性に精通することは必ず次の現場に役立つと思い、いろいろな知識を学びながら進めています。また、ミスト養生のスペースを確保し、高湿度な環境下でコンクリートの品質と耐久性を高めています。

環境に配慮した工夫

安全

設備とコミュニケーションを両軸に安全を見守ります。

安全監理技術者 浅見 益洲さん(1977年入社)

安全監理技術者 浅見 益洲さん(1977年入社)

現場で働く200名の作業員の安全を確保するのが仕事です。
安全には設備などのハード面とコミュニケーションというソフト面があります。たとえば危険な箇所があれば塞ぐ、囲いをする、必要な設備を完備して安全に働ける環境を実現することがハード面です。ソフト面では安全教育に時間をかけることが重要です。オープンな雰囲気を保って注意喚起を図る、日々のコミュニケーションで相手への理解を深めるなど、地道なことの積み重ねが大事です。

作業員約200名で行う朝礼の様子

現場で研修中だった新入社員の声

浅井 恵介さん

浅井 恵介さん

毎日測量をしながら先輩の仕事ぶりを肌で感じています。事務系で入社しましたが、ここで知識や経験を積んで高品質なものづくりに取り組む現場を助ける仕事をしたいです。

佐藤 郁華さん

佐藤 郁華さん

大学でコンクリートの研究をしていたので入社して現場で働くことができてうれしいです。現場の先輩方は忙しくても何でも丁寧に教えてくれ、ありがたいです。将来は設計を手がけたいと思っています。

山口 智子さん

山口 智子さん

最初は用語も数字もわかりませんでしたが、現場で大勢が協力して社会の役に立つものを作り上げていくことに魅力を感じます。将来は現場監督になりたいです。

OUTLINE

工事名称 新名神高速道路 鈴鹿高架橋他1橋(PC上部工)工事
発注者 中日本高速道路株式会社 名古屋支社
工事場所 三重県鈴鹿市大久保町~西庄内町
契約工期 2015年7月11日~2019年1月20日
構造形式
鈴鹿高架橋 PC(15+12+12)径間連続箱桁橋
橋長 上り線1,754.0m 下り線1,757.0m
鈴鹿橋 PRCポータルラーメン2主版桁橋
橋長 上り線34.0m  下り線34.0m

この現場では椿の花のロゴマークを採用し、作業服の胸ポケットやヘルメットにロゴを付けています。
椿の花言葉は「誇り」。精鋭たちの気持ちを象徴しています。