屋外展示

先人達がたゆまぬ努力と新技術への飽くなきチャレンジ精神によってなしえた優れた技術作品のいくつかを、技術研究所敷地内の屋外に常設展示し、それらに敬意をあらわすとともに、その精神を見習い、新たな研究開発テーマの構想を練る場を提供しています。

長生橋・泰平橋

わが国におけるプレストレストコンクリート(以下PC)橋の曙となった石川県七尾市の長生橋(1951年竣工)と泰平橋(1952年竣工)は、御祓川の河川改修工事に伴って架け替えられることとなりました。
長生橋は2001年9月に撤去され、約50年にわたつての役目をおえました。
撤去に当たっては、金沢大学工学部の鳥居和之教授と当社で現況調査を行い、泰平橋については解体調査および載荷試験を実施しました。
PC鋼材や補強筋には腐食が見られず、健全な状態を保っていることが明らかになりました。
載荷試験やコンクリートの品質検査の結果も良好で、共同研究をとりまとめた鳥居教授からは、良質な川砂・川砂利を使用して施工した「手作りのヴインテージもの」と評価されました。
現在、長生橋と泰平橋の一部が技術研究所に展示されています。

東京駅プラットホーム用桁

ポストテンション方式のプレストレストコンクリート(以下PC)桁を使ったわが国初の現場工事は、東京駅6番、7番ホームで行われました。
事前に実施した載荷試験で好結果を得て、1953年4月に竣工しました。
既存高架線の基礎は耐荷力に限界があったため、鉄筋コンクリート(以下RC)に比べて軽量なPCが採用されました。
東京駅にほど近い有楽町ガード下周辺で桁を製作しました。
同ホーム桁はその後1974年に東京駅改良工事に伴い取り壊されました。
撤去後試験などによって十分なプレストレス量が残っていることが確認され、当社施工技術の優秀性が証明されました。
現在、その一つが技術研究所に展示されています。

高強度繊維補強モルタルによるモニュメント

プレミックスタイプのシリカフュームセメントを用いた高強度鋼繊維補強モルタルで造られています。モニュメント付け根にはプレストレスが導入されています。

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