住宅・宿泊施設

(仮称)仙台市あすと長町(26街区)復興公営住宅新築工事

本物件は、復興公営住宅の早期供給を図るため、民間企業が有する土地や技術力を活用した建設計画を公募し、適合する建物を仙台市が買い取るという復興事業の一環です。当社の建設計画が仙台市から採用された背景には次の要素がありました。

当社の中核技術であるプレキャスト・プレストレストコンクリート(PCaPC)工法の構造体を採用することで、工期を約40%短縮できること。
グループ会社ピー・エス・コンクリート(株)北上工場で製作したPCaPC部材は、高品質・高強度であり、かつ、現地にてこの部材を組み立てる工法は、地震に対して粘り強く、ダメージが蓄積しにくいものとなっており、阪神淡路大震災、東日本大震災でもその耐震性能が実証されていること。

PCaPC部材を工場で製作するため、建設現場での木製型枠の使用が大幅に削減され、地球環境に配慮した工法であること。
更に本物件の現場で出た土壌は、岩手県の三菱マテリアル(株)の工場に運ばれ、セメントの原料として再生されました。このセメントを用いてグループ会社ピー・エス・コンクリート(株)でPCaPC部材を製作し、再び建設現場で利用しました。下図に示す省エネルギー・省資源・廃棄物の削減の循環サイクルを実現しています。

施工場所 宮城県仙台市
竣工 2015年
発注者 (株)ワールドアイシティ
設計 (株)山下設計東北支社
工事概要 構造:プレキャストPC工法
延床面積:11,093m2
規模:地上13階

その他の実績