PROJECT REPORT

東海環状自動車道 4現場

今回の「精鋭たちの現場から」は東海環状自動車道の4現場です。いずれの現場も大規模な工事のため全国各地の支店から精鋭たちが集結し、中京圏の交通網の要となる高規格道路の建設に従事しています。各現場とも工期が短い中、創意工夫をして工期短縮を図るとともに、チームワークを醸成しながら品質の高い高架橋の建設に励んでいます。そんな各現場を名古屋支店の岩田留美さんと坂田明花里さんが訪問しました。

東海環状自動車道の概要
中京圏の発展に寄与する高規格道路

東海環状自動車道は、愛知県豊田市から岐阜県を経由し、三重県四日市市に至る3県に跨る延長約153㎞ある高規格道路です。東名・名神高速道路、中央自動車道、東海北陸自動車道、新東名、新名神高速道路の5本の放射状道路と連結することで、中京圏の交通渋滞の緩和や沿線地域の工業や農業などの産業の活性化を担う道路として位置付けられています。
これまでに複数の区間が供用されていますが、2024年度に開通が予定されているのが山県IC ~大野神戸IC間です。当社はこの区間で4つの工事を受注。それが取材した七崎高架橋、政田第三高架橋、七五三第二高架橋、上保高架橋の4つの上部工の現場です。それぞれの現場で複数の高架橋を建設しており、各現場とも500mを超える大規模な工事になります。
名古屋支店においてこれほど大規模な工事を複数受注することは珍しく、九州、広島、大阪、東京、東北支店など全国から支援を仰いで人員を確保。まさに当社の総力を挙げて臨んでいる現場です。
取材した4つの現場はそれぞれに課題や難所を抱えていましたが、入念な準備と臨機応変に創意工夫をしながら工事を進めています。そこで各現場の精鋭たちが、いかにして課題を克服したのかをレポートしました。