工事の意義・目的

常時片車線を供用しながらの床版取替工事

中国自動車道の大部分は供用開始から40年以上が経過し、鉄筋コンクリート床版の劣化が顕在化しています。そのため現在、橋梁部の床版取替工事が行われており、その中でも大谷橋は、現場条件により半断面床版取替工法が採用されています。
従来の床版取替工事は、上下線で取り替えを行う橋梁を全面通行止めにして、もう一方を対面通行規制で運用していました。しかし、近くのインターチェンジまで高低差があり、対面通行とするための迂回路設置が困難なことから、一車線を供用しながら工事を行う半断面床版取替工法が採用されました。この工法は当社と高速道路総合技術研究所で共同開発した施工方法で、今後、橋梁の床版取替工事が多くなる中、注目を集めていました。
「半断面床版取替工法のパイロット工事である道谷第ニ橋では施工時に供用される車線も通行止めして作業したので、隣の車線を実際に車両が通行しながら施工するケースは今回が初めてでした。当現場は他にも複数の橋の工事があり、そのうち床版取替工事は5橋で延長距離は約613mに及びます。また、その他に9橋の断面修復、落橋防止構造、支承取替などの工事を行わなければならず、予定通りに進めるために、緻密な計画を立てて進めています」
このように工事概要を説明するのは伊藤剛所長です。さらに工期を短縮するために、当社が開発した「MuSSL工法」と「フルキャスト壁高欄」を取り入れるなど、当社の最新技術を駆使して難題をクリアしていきました。

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