安全対策

作業時の落下防止と暑さ対策に注力

また、特徴的な形状をしているために安全面でも配慮する必要があります。長さの異なる鉄骨を建てるため、何度も測量をするなど昇降する作業が多くなります。そうした場合の安全面には人一倍、配慮していると川本さんは説明します。「建物が複雑な形状をしているため、安全管理にも配慮しました。毎朝の朝礼では、まずボードで作業内容を説明して作業の可視化を行い、情報共有を図りました。作業員同士で声がけをして安全を確認するよう伝え、現場では特に墜落防止用具の使用・装着を徹底するように指導しました。また、斜めになった梁を歩くため、平衡感覚がマヒしやすくなるので注意することも伝えています」
しかも夕張市は、3月は最高気温でも氷点下の日が多く、逆に夏場は30度を上回る日も珍しくありません。そんな寒暖差の大きな地域での工事において、作業員の体調管理は必須事項です。特に作業員の高齢化が進んでいるため、現場での水分補給はもちろん、休憩室には保冷剤を用意するなど、暑さ対策を施して安全第一を心がけたといいます。

難題があるから成長できる

今年12月の竣工に向けて、順調に工事が進む拠点複合施設。この工事現場には新入社員の松本さんも現場研修の一環として働いています。「先輩に教わりながら新規入場者の確認や書類まとめなどのデスクワークから、現場では危険予知活動を行っています。毎日勉強することばかりで大変ですが、多くの人が協力し合うことで建物ができる醍醐味を味わっています」と目を輝かせます。
独自の意匠を実現するために、さまざまな工夫や配慮をしながら工事を進めてきた本工事は、取材時には躯体工事を終えて、内外装の仕上げ段階を迎えていました。
「夕張再生のシンボルとなる拠点づくりに携われたことは誇りですし、難しい意匠を実現する工事に挑んだことは、社員たちの自信にも繋がると思います。またスキルの向上という点においてもいい経験になるのではないでしょうか」と石川所長は振り返ります。
「精鋭たちの現場から」の名にふさわしい社員の皆さんの仕事ぶりの成果が夕張市に出現する日はもうすぐです。

完成予想図
石川卓所長
清水忠主任
川本昌弥さん
松本裕希さん(現場で研修中)
夕張市清水沢都市拠点複合施設建設工事についてこちらもご覧ください
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